へばどうする?


あいさつ
東北圏で使われる「へば」という方言には別れ際の「じゃあね」という挨拶としての意味の他に「そうであるならば」という接続詞的な意味があります。 今年度は新型感染症の影響で、「そうであるならば」という接続詞が繰り返された一年だったように思います。「今の状況ではこういったことはできない。そうであるならば、新たにこういうことができるのではないか・・・」 古い概念にとらわれず、新たな芸術領域の創造に挑戦する本学だからこそ今の状況を肯定的に捉えて、そこから新たな価値を創造していくために「へば」という言葉をテーマに掲げました。 秋田公立美術大学学部4年間と大学院修士課程2年間のなかで繰り返した「へば」から、新たな価値を見出していくことを目指し、本展覧会を開催します。
メインイベント
秋田公立美術大学卒業・修了展2021では様々なイベントを開催いたします。
一般の方も予約不要でご参加いただけますので、ぜひお越しください。
※こちらに載っている以外にもイベントを開催予定です!詳細はSNSをチェックしてください!
- アーツ&ルーツ専攻主催トークイベント
「へば、アートと私の在り方」
美術作家の谷澤紗和子さん、アートコーディネーターの芦立さやかさんをお招きし、現在に至る活動や表現と生活とのバランスの取り方など、卒業後私たちがアートと関わり続ける為のヒントをお話いただきます。
- 開催日
- 2月18日(木)13:00-14:30
- 会場
- にぎわい交流館AU まち発見・発信ステーション
- 谷澤紗和子(美術作家)
切り紙と光と陰によるインスタレーションや、貝殻の焼け跡の残る陶人形などを制作する美術作家。近年は、「妄想力の拡張」「弱者」「女性」をテーマに据えている。主な展覧会に、「東アジア文化都市 2017 京都ーアジア回廊 現代美術展」(二条城、京都、2017)「高松コンテンポラリーアートアニュアル vol.5 見えてる景色/見えない景色」(高松市美術館、香川、2016 )
写真提供:好書好日 撮影:平野愛
- 芦立さやか(アートコーディネーター)
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、アートセンターや芸術祭等の事務局で勤務した。2011年よりHAPS(現:一般社団法人HAPS)の事務局長として京都市内の若手芸術家等の支援に従事。2018年から沖縄に移住し、アーティストの吉濱翔とアートスペース「Arts Tropical」を運営した他、県内のアート企画等をサポートしている。
- ビジュアルアーツ専攻主催トークイベント
「へば、『作品を見ている』を視てみる?」
web上で開催される展覧会やVR美術館といったオンラインコンテンツの登場により、作品を鑑賞する形態の選択肢が広がりました。そこで、オンライン上で鑑賞、体験できる作品とはどのようなものか、またその作品を鑑賞するということはどのようなことなのか、そしてネットにアップロードされている作品を見ることと、実物の作品を見ることの意味合いについて改めて考え直し、作品を体験することの意味合いについて対談形式で話し合いを深めます。
- 開催日
- 2月20日(土)11:00-12:30
- 会場
- にぎわい交流館AU まち発見・発信ステーション
- 番匠カンナ(ヴァーチャル建築家)
2018年から活動するヴァーチャル建築家。「未来の空間」を求め、実空間とバーチャル空間を分け隔てなく設計する。「バーチャルマーケット」の会場設計などXR空間の設計や、XR系新規事業の企画・デザインコンサルティングなどを手掛ける。2018年よりスタートしたVR空間デザインコンテスト「VRAA」の運営まとめ役。
- 景観デザイン専攻主催ワークショップイベント
「へば、まち つくってみよう」
秋田公立美術大学の学生が秋田市街地に目を向けて学生の観点からディスカッションします。特に仲小路商店街はアートの街と呼ばれ、美大生にとっては関連が深い場所です。街の問題に直面しながらも、これから歩んでいくにはどうすればいいのか、その糸口を見つけていきます。
- 開催日
- 2月17日(水)14:00-16:00
2月18日(木)16:00-18:00
2月19日(金)11:00-13:00
- 会場
- にぎわい交流館AU まち発見・発信ステーション
- 対象敷地
- 秋田市 仲小路商店街
スケジュール
1日目2月17日(水)14:00-16:00「理想の仲小路商店街」
2日目2月18日(木)16:00-18:00「公共空間と向き合う仲小路商店街」
3日目2月19日(金)11:00-13:00「未来の仲小路商店街」 - ものづくりデザイン専攻主催トークイベント
「へば、人間〜わたしたちはなぜつくるのか〜」
哲学、また民藝を専門とされる鞍田先生に学生たちの作品を見てもらいながら、ものづくりとは?人間は"なぜ"つくるのか?人間は"なぜ"生きるのか?ものづくり、そして人間としての"なぜ"を、哲学と美術、鞍田先生と学生たち、それぞれの視点から探究していきます。
- 開催日
- 2月21日(日)13:00-14:30
- 会場
- にぎわい交流館AU まち発見・発信ステーション
- 鞍田崇(明治大学理工学部准教授/秋田公立美術大学客員教授 )
哲学者。1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。現在、明治大学理工学部准教授。近年は、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、現代社会の思想状況を問う。著作に『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会 2015)など。民藝「案内人」としてNHK-Eテレ「趣味どきっ!私の好きな民藝」に出演(2018年放送)。
http://takashikurata.com/
- コミュニケーションデザイン専攻主催トークイベント
「へば、あの人どうしてる?」
コミュニケーションデザイン専攻を卒業した4期生までのOB、OGをゲストにお招きし、卒業後どのような仕事や活動をされているのか、現在の状況を踏まえて今後どのように生活していくことができるのか、リアルな現状も交えてお話していただきます。
- 開催日
- 2月21日(日)10:30-12:00
- 会場
- にぎわい交流館AU まち発見・発信ステーション
- ※1ご来場の際はマスクの着用と手指の消毒にご協力ください。
- ※2新型感染症の影響で展覧会内容及びイベント内容は変更となる場合がございます。
- ※3入場制限を行う可能性がございます。あらかじめご了承ください。
- ※4修了展イベント、その他会期中イベントに関しては随時SNSにて告知します。
学生紹介
今回、展示に参加する学部、大学院の学生にインタビューを行い、noteや各種SNSにて紹介しています。
それぞれのルーツ、卒業制作について、制作の背景、最新の情報など盛りだくさんの内容となっております!
開催日まで毎日更新しています!ぜひご覧ください!
※note、各種SNSに記載されている内容は同一のものとなっております。
優秀作品
学長賞
なぜなら、ここにいるからであるビジュアルアーツ専攻複合芸術研究賞
個の身体から思考する -「キウイ大学校」の実践を通して-大学院複合芸術研究科修士課程キウイ大学校のホームページはこちら
複合芸術研究賞
人生のプロセスを区切る図像表現と時間観 -「老いの坂」と「人生の階段図」を中心として-大学院複合芸術研究科修士課程学長奨励賞
後悔を抱きしめるアーツ&ルーツ専攻秋田県立美術館館長賞
魂蔵ものづくりデザイン専攻秋田市長特別賞
加工日記ちゃんコミュニケーションデザイン専攻秋田魁新報社特別賞
モノマトペコミュニケーションデザイン専攻ABS秋田放送特別賞
Odd(s)コミュニケーションデザイン専攻AKT秋田テレビ特別賞
私とお話ししましょうビジュアルアーツ専攻AAB秋田朝日放送特別賞
faceアーツ&ルーツ専攻CNA秋田ケーブルテレビ特別賞
インサイダー・アーティストビジュアルアーツ専攻動画はこちらです
あきびネット特別賞
空舞台 -監視社会を生き抜くための最も有効な方策-景観デザイン専攻きらり早瀬眞理子奨励賞
星霜ものづくりデザイン専攻
会場マップ
学部
秋田県立美術館
- 〒010-0001
- 秋田県秋田市中通一丁目4-2
- 徒歩:秋田駅西口より10分
- 自動車:秋田自動車道秋田中央ICより約10分
※自動車でお越しの際は近隣の有料駐車場をご利用ください
秋田市にぎわい交流館 AU
- 〒010-0001
- 秋田県秋田市中通一丁目4-1
- 徒歩:秋田駅西口より10分
- 自動車:秋田自動車道秋田中央ICより約10分
※自動車でお越しの際は近隣の有料駐車場をご利用ください
大学院
秋田公立美術大学サテライトセンター(フォンテAKITA6階)
- 〒010-0001
- 秋田県秋田市中通二丁目8-1
- 徒歩:秋田駅西口より2分
- 自動車:秋田自動車道秋田中央ICより約10分
※自動車でお越しの際は近隣の有料駐車場をご利用ください